Health Hack

VOL.15:迅速な疲労回復が欠かせない。新たなるチャレンジのために。

実は、今回、胃腸系もレース直後からそれほど問題なく、翌日の筋肉痛もたいしたことない。いつもなら階段や段差を下りることがどれだけ苦痛なことか!   これまでの経験では、しっかりトレーニングを行っていたほうが、たとえ過酷なレースを体験したとしても体へのダメージは少ないことがわかっている。それに加え、栄養摂取の状況も関連性が高い。特にたんぱく質やアミノ酸の摂取が筋へのダメージを抑えることがわかっている...

VOL.14: 過酷なトレーニングやレースを長年行ってきた人ほど寿命が長い!?

本当はアイアンマンなんてやっていると体へのダメージが大きすぎて老けこみやすいのだろうか!?大量に放出される活性酸素で細胞はボロボロになってしまっているのだろうか!?体力を高めるどころか、体に悪いのか!?   実際、これまでの調査では、たとえアイアンマンレースの直後であっても、実際には酸化ストレスの増加はそれほど大きくはなく、レース5日後には正常に戻ったことが確認されている(Wagnerら、201...

VOL.13:アイアンマンを完走することは、毎日10時間以上ソファに座り続ける生活を20年間過ごすこと!?

  アイアンマンをやり遂げるとほぼ間違いなく翌日は筋肉痛になる。筋肉痛だけならまだましなほうだ。場合によっては胃腸系に激しくダメージを受け、翌日は何も食べられないことだってありうる。疲労困憊に至り、翌朝はベッドから起き上がれないことだってある。     それもそのはず。アスリートの体内ではアイアンマンの3種目、スイム・バイク・ランを通じて、ダイナミックでラ...

VOL.12:レース前の朝はいつものパワーミクストボウル。郷に入れば郷に従え。これにハワイの伝統食材を加えてみる。

  アイアンマンへのチャレンジのために行ったコンディショニングの中では食事のあり方にも配慮した。現地では、できる限り、日本での普段通りの食習慣を維持することに努めた。   朝はいつものパワーミクストボウル。エネルギー生産に欠かせない糖質やビタミンB群を豊富に含むバナナやシリアルに加え、良質のたんぱく質、アミノ酸をバランスよく含むヘンププロテインをたっぷり加えて、ヨーグルトやナッツ...

VOL.11:アイアンマンハワイ。想定外のことが起こっても集中を欠かない心の状態が要求される。

  今年の最も大きな目標の一つのアイアンマントライアスロン(スイム3.8キロ、バイク180キロ、ラン42.2キロ)が終わった。ハワイ島コナで開催されたこのイベントは、トライアスロンの発祥でもあるアイアンマンのワールドチャンピオンシップとなる。1年間かけたトレーニングを通じてフィットネスや精神力を最大限にまで高め、開催された10月10日のその日に照準を合わせてベストコンディションにもっていく。 &...

VOL.10:呼吸法を工夫することで、睡眠の質を高め、脳疲労を和らげ、精神の静寂を得ることができる。

ここで、僕自身が実践している睡眠前のメディテーション(瞑想)を紹介しよう。   眠る前にはこの時間が欠かせない。瞑想といってもそんな大そうなことを行うのではなく、呼吸法をちょっと工夫して行うだけだ。しかも、10分も行えばいつのまにか眠ってしまうので、それほど面倒なものではない。     リラクセーションのための呼吸法にはいろいろなものが紹介されている...

VOL.9:「寝る子は育つ」。寝ない子は生活習慣病のリスクが大きく高まる。

トライアスロンのトレーニングなんて行っていると、日々の疲労の蓄積が著しい。だから、トレーニング後の食事はもちろんのこと睡眠にも気を配っている。翌日にできるだけ疲労を持ちこさないためだ。   しかも、「寝る子は育つ」とは昔から言われることだが、睡眠中分泌される成長ホルモン等の物質によって壊れた細胞を修復し、疲労を促し、そしてトレーニング効果が高まる。     ...

VOL.8:体重と睡眠には密接なかかわりがある。運動習慣に加えて、睡眠の質を考えてみる。

日々、何時間の睡眠を取っているだろうか。   睡眠不足は自律神経のアンバランスを生じ、免疫機能を低下させるため、風邪などになりやすくなる。これまでの研究では、睡眠時間が7時間未満の場合では8時間以上の場合と比較して約3倍風邪にかかる可能性の高いことが示されている(Cohenら、2009年)。 一方、20週間の減量プログラムに関する研究(Garauletら、2013年)では、食事を摂る時間帯と減...

VOL.7:若い時の過体重や肥満は将来の生活習慣病を引き起こす。したがって、その対処は早いほうがよい

清涼飲料水やスナック菓子、室内中心の遊び(ゲームやテレビなど)、夜更かし、朝食抜きなどの生活習慣が子どもたちの健康をおびやかしている。特に子ども運動不足や体力低下には目を見張るところがある。   若い時の生活習慣の乱れは、将来の過体重や肥満を引き起こし、大人になってからの生活習慣病を引き起こすため深刻だ。やはり、その改善は若い頃から必要となってきている。   &nb...

VOL.6:日本人のおよそ3~5人に1人は肥満。この傾向は特に男性で強く、40代~50代で顕著

10月10日。今年の最大目標であるトライアスロン、アイアンマンハワイ(スイム3.8キロ、バイク180キロ、ラン42キロ)に出場予定だ。その後もトレーニングは順調に進み、ヘンプシードの恩恵もあったせいか、すこぶる調子がよい。     ところで、「健康」を考えるとき、何をすべきだろうか。   多くの人は、健康のためにまず食習慣、運動習慣、睡眠、精神ストレ...

VOL.5:「エルゴジェニックフード」としてアスリートに注目される「ヘンプシード」の未知なる可能性に期待!

これまでの研究報告(Callaway、2004年、Rodriguez-LeyvaとPierce、2010年)によれば、ヘンプシードには心臓循環器系の健康維持や疾患予防、炎症予防、LDL(悪玉)コレステロールの低下、HDL(善玉)コレステロールの増加、血圧の改善、減量などへの有効性が示されているとのことだ。   ただ、実はまだ十分に研究が行われているわけではなく、したがって、その有効性には未知のも...

VOL.4:スーパーフード「ヘンプシード」。長年探していた食品にやっと巡り合えたみたいな

ニュージーランド産のオーガニックヘンプシードを毎朝のパワーミクストボウルに加えて食べるようになった。おいしく食べられるのでさらに朝食が楽しみになった。   「パワーミクストボウル」というのは、これも30年近く僕が朝の習慣として食べているものだ。プレーンヨーグルトにスライスしたバナナをからめ、オートミールやブラン、ドライフルーツ、ナッツや種子類、黒ゴマ、黄粉(大豆)などをミックスしただけのもので、...

VOL.3:毎日のワークアウトに欠かせない新しい食習慣とは?泳いで、漕いで、走るために食べる

泳いで、バイク(自転車)に乗って、走る。これを僕はもう30年近く続けている。3つのワークアウトのうち、一つは必ず毎日欠かすことがない。おかげで30年分の年齢を重ねてはいるものの、これまで何とか健康で、おそらく同じ年代よりもずっと体力はあるほうだろう。   今のように暑く太陽が照りつける季節は、外で泳いでバイクに乗って走ることができれば最高だ。冬の寒い日などは室内のスイミングプールで泳ぐ。雨の日は...

VOL.1:健やかな心と体は「朝の習慣」から始まる。これで一日のあり方がほぼ決まる。

プロローグ:VOL.1:健やかな心と体は「朝の習慣」から   朝、早くに目が覚める。玄関のサンダルに足を無造作につっこみ、山の向こう側から朝陽が昇ろうとする気配を背中に感じながら、海までまっすぐに続く小道を歩く。   まだ誰もいない浜辺。青く広がる海。波打ち際まで行って海を眺める。近くに江ノ島が見える。遠くには富士山がかすんで見える。沖で魚が一匹跳ねた。その飛沫が一瞬、顔を出し...