今年の最も大きな目標の一つのアイアンマントライアスロン(スイム3.8キロ、バイク180キロ、ラン42.2キロ)が終わった。ハワイ島コナで開催されたこのイベントは、トライアスロンの発祥でもあるアイアンマンのワールドチャンピオンシップとなる。1年間かけたトレーニングを通じてフィットネスや精神力を最大限にまで高め、開催された10月10日のその日に照準を合わせてベストコンディションにもっていく。

 

トレーニングばかりではなく、日常生活における習慣や心の持ち方もコンディショニングには不可欠だ。中でも食習慣や睡眠習慣は、これまでにこのコラムでも触れたように、ライフスタイルの中では特に重要なエッセンスだ。そして、日々行うメディテーション(瞑想)では常に心のあり方を意識した。

 

 

今回のレースはハワイ島の火の女神であるペレの忌諱に触れたような過酷なものだった。暑く、マウナケアから吹き降ろす風とコナコーストから吹き上げる風がハワイ島特有の「Ho’o Mumuku」という激しいクロスウインドを作り上げアスリートを苦しめた。

 

ハワイ島のこのレースでは目標タイムなど掲げてもほとんど意味をなさない。これらの気象条件によって、その目標は脆くもはかなく打ち砕かれるからだ。したがって、置かれた今の状況で最善を尽くす。想定外のことが起こっても集中を欠かない心の状態が要求される。

 

実際、今回のレースはその心の状態がまさに試される機会となった。バイクでは行く手を拒む強い風に苛まれ、ランでは暑さが体中から水分を奪った。ただ、できることはどんなに辛く苦しくても、少しでも前へ進むことに一切の妥協をしないこと。脚を動かし続けて、1メートルでも1歩でも前に進み続けることに集中する。スピードやペースが想定していなかったものであっても、焦ることなく悲観することなく、中庸の心の状態で前進を続けた。

 

そうすることで、ある時、それまでの圧倒的な脅威が単なる悪夢であったかのように、急にパワーがみなぎってくることがある。今回もそうだった。マダム・ペレが課した試練は圧倒的な力で肉体を打ち砕いたが、精神までは打ち砕くことができなかった。

 

 

そして、226キロの「旅」を終えるとき、もはやフィニッシュゲートに示されたデジタルなタイムは何の意味ももたず、ただ、精神の奥底に刻まれた精神の高揚を感じるだけだ。この試練に耐えた者だけが火の女神ペレに与えられる激しく燃え上がる炎のように。

 

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